組立て時、ステータボディを入力駆動ハブの中心に正確にもっていく必要があります。ハブがステータボディに擦れて、クラッチを傷めることがあるからです。
取付け時に駆動ハブとアーマチュアディスクの間に、クラッチのサイズに応じて0.2~0.5mmの隙間を確保する必要があります。
SUCO製の出力駆動ハブを使用しない場合は、アーマチュアディスクの取付け時に、リベット頭の逃げ穴を必ず設けるようにしてください。アーマチュアディスクは、出力部にリターンスプリングを取付けているスクリューによって中心の位置が決められます。アーマチュアディスクを取付ける際には、リターンスプリングに対して軸方向に自由に動けるようにする必要があります。
構造と作動形態
基本モデルのベアリングなし電磁クラッチは、鋳込みコイルと接続ケーブルを含む ステータボディ、 入力駆動ハブ、そして and the リターンスプリングを固定している アーマチュアディスクで構成されます。
- ステータボディ
- 接続ケーブル
- 入力駆動ハブ
- アーマチュアディスク
- リターンスプリング
モデルA
入力駆動ハブつきクラッチ
出力駆動ハブのない基本バージョン。
スクリューで出力側と接続。
モデルC
入力・出力駆動ハブつきクラッチ
アキシアル出力駆動(シャフト―シャフト)のついた基本バージョン。
性能データ・寸法
サイズ | E02 | E03 | E04 | E05 | E06 | E07 | E08 | E09 |
トルク [Nm] 参考 1) | 1.0 | 4.5 | 8.0 | 20.0 | 38.0 | 80.0 | 150.0 | 280.0 |
回転最大速度 [rpm] | 10.000 | 8.000 | 6.000 | 5.000 | 4.000 | 3.000 | 3.000 | 2.000 |
パワー [W] T = 20°C | 9 | 12 | 20 | 23 | 32 | 40 | 55 | 72 |
d max. [mm] 2) | 10 | 20 | 25 | 30 | 40 | 50 | 70 | 80 |
D [mm] | 60 | 80 | 100 | 125 | 150 | 190 | 230 | 290 |
L1 [mm] | 26.5 | 28.0 | 31.0 | 36.0 | 40.5 | 46.5 | 55.4 | 64.0 |
L2 [mm] | 38.5 | 43.0 | 51.0 | 61.0 | 70.5 | 84.5 | 103.0 | 119.0 |
B [mm] | 52 | 72 | 90 | 112 | 137 | 175 | 215 | 270 |
F [mm] | 42 | 63 | 80 | 100 | 125 | 160 | 200 | 250 |
H [mm] | 29 | 46 | 60 | 76 | 95 | 120 | 158 | 210 |
1) 取付・動作・周辺環境の設計条件による。
2) DIN 6885/1へのキー溝